2012/09/09 昆虫を食べる時代が来る?
世界の人口が増加していくことにより、需要と供給が追いつかなくなり将来的に昆虫食というのにシフトせざるを得なくなる、と言われていたりしますが皆様は昆虫を食べたことがありますでしょうか?
私は昆虫を意図的に調理して食べたことはありません。蝉の抜け殻は食べましたけれど。
中学生の頃、給食のスープに虫が入っていることでちょっとした問題になったことがあります。食べない人が続出しました。
私のスープにも虫が複数入っていたのですが小さな虫ですしこんなものを食べたくらいでどうということもないので全部食べきった記憶があります。
それ以外は特に無いと思います。
今日は昆虫食に関する本で読んだものを紹介したいと思います。
私が読んでいるからには多分全作蝉に関することが書いてあります。
虫を食べる人びと 三橋 淳 平凡社 1997-06 売り上げランキング : 715126 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
虫食む人々の暮らし (NHKブックス) 野中 健一 日本放送出版協会 2007-08 売り上げランキング : 361419 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
虫を食べる文化誌 梅谷 献二 創森社 2004-09 売り上げランキング : 742887 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
蝉を食べるという習俗は世界的に見られるようです。
日本では信州の方に行くとアブラゼミの幼虫の唐揚げが食べられるということが書いてありました。
以前、7月30日の日記で蝉の漢方薬について書いたことがあったと思いますが、ああいった漢方とかは大体中国からですね。
中国では蝉の薬用・食用としての歴史はとても長いようです。
2500年前の春秋時代に食用のため竿の先にとりもちをつけて熟練の業でセミ狩りをしている様子が「荘子」に描かれている、ということが書かれていました。
この件についてはまだ莊子を読めてないため、宿題にさせてください。文献を確認して改めて記事を作ります。
かの有名なアリストテレスもセミを食べており、「動物誌」の中でセミと幼虫が美味だと述べているようです。
私もいつかきっと食べよう…!と思いはするのですが調理がかわいそうでできないので食べる機会があったら食べたいなといった感じです。